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かつて外海一帯には5,000人近い信者がいましたが、江戸幕府の禁教政策により、大村藩は厳しく取り締まりました。しかし、外海は大村城下から遠く、また出津(しつ)や黒崎などは比較的寛容な佐賀藩の飛び地も混じり、多くの潜伏キリシタンが存在しました。

神父は慈善事業にも力を入れ、出津救助院などを創設して女性の自立を促しました。2012年には「長崎市外海の石積集落景観」として国の重要文化的景観に選定されています。

(出津集落について)

禁教期に小規模な潜伏キリシタンの信仰組織が連携し、聖画や教義書、教会暦などを密かに伝承し、自分たち自身で信仰を続けた集落です。解禁後は、段階的にカトリックへ復帰し、集落を望む高台に教会堂が建てられました。禁教期の固有の信仰形態とその終焉を示しています。

(その他、観光情報については｢ながさき旅ネット｣をご参照ください)

※教会見学にあたってのお願い

教会堂は「祈りの場」ですので、見学マナーを守り、厳粛な雰囲気の中で心静かにお過ごしください。教会行事（ミサ、葬儀等）により見学できない場合や、一度に多くの見学者を受け入れられないため、見学を希望される際には【事前連絡】をお願いします。

（2019年8月　現地確認）

※出津教会堂の敷地内及び建造物は、国宝・重要文化財・県有形文化財のため、バリアフリー整備が困難で、

　階段や段差が多くあります。ご了承下さい。

※本バリアフリー観光情報は、各施設の皆様や関係各位のご協力をいただいて作成していますが、アクセス方法

　や通路の所見、設備の使い勝手等は当NPO法人の私見と感想です。あくまでご参考としてご活用ください。

出津教会堂と周辺地域（アクセスへの参考図）

【車イスの方】車イスでの利用は可能ですが、車イス対応のバスではありません。

　　　　　　　お車での利用をお勧めします。

　　　　　　　お車の利用の場合、上記記載の「車進路」を参考に、市の駐車場または外海歴史民俗資料館の

　　　　　　　駐車場で下車し、あとは車イスを押してもらうことになります。

　　　　　　　※出津教会堂横に駐車場(信徒用)が有り、もし、空いていれば使用許可もいただけます。

　　　　　　　　ただし、原則として信徒用ですので、ご確認ください。

イラストマップ(周辺散策マップ)

（製作：長崎県）

※上記イラストマップを大きくご覧になりたい方は、「こちらから」

遠藤周作文学館横の駐車場から見える「出津教会堂と出津集落」

外海歴史民俗資料館から出津教会堂への道の途中に、右折する坂道が有ります。ド・ロ神父記念館や旧出津救助院がある通りです。上図のとおり急な坂道です。車イスでは必ず介助が必要です。また、道幅が狭いので注意が必要です。

トイレまでの通路や、路面の状態、入口、器具や設備の配置は、写真を参考にしてください。

「道の駅　夕陽が丘そとめ」のバリアフリートイレ　（写真①）

遠藤周作文学館のバリアフリートイレ　（写真②）

外海歴史民俗資料館のバリアフリートイレ　（写真④）

市管理駐車場のバリアフリートイレ　（写真③）

･･････････　出津教会堂　周辺の観光施設　･･････････

道の駅 夕陽が丘そとめ

遠藤周作文学館

外海民族歴史資料館

ド・ロ神父記念館

旧出津救助院

黒崎教会